行政機関は、「情報公開法」という名の法律があるので、行政機関が、国民に対して情報公開を速やかにしてくれるかと言ったら、現実はそんなことはない。
この法律は、行政機関の側が、情報公開するかどうかを決めれるという法律で、業務の遂行に支障があると判断すれば公開しないで済むということを定めた法律だ。これがあるがために、公開となっても「のり弁」と言われる、真っ黒に塗られた資料が公開されることになる。
「個人情報保護法」は、これでマスコミが殺された。行政機関や法人が持っている情報をマスコミに提供しないで済むお墨付きを与えるための法律というものだ。
マスコミや学者などはこの法律の適用除外になっているが、情報を持っているソース側に「個人情報だから出せない」と言われると引き下がるしかない。
棄老伝説の「楢山節考」です。日本人の7~8割が病院で亡くなると言われます。果たしてこれは進化なのか退化なのか。
じじいは、あまりいいことだとは思いません。病院で死ぬから、かえって苦しい目にあっていると思うのです。
グレン・グールドが愛読したトーマス・マンの「魔の山」です。原作はめっちゃ長いのですが、辛抱して読むだけの価値はあります。