パプアニューギニアは南半球にあるので8月は冬で、乾季である。しかし、スーツが黴てしまった。ほとんどない着る機会のないサマースーツとネクタイが、2か月クローゼットに下げていたらカビてしまった。薄手のウールのセーターも怪しい。間もなくカビそうだ。
パプアニューギニアの中でもポートモレスビーだけは、サバンナ気候で過ごしやすいとされている。だが、晴れていても湿度はかなり高い。隣人によると湿度が常に80%あるという。洗濯物がなかなか乾かない。洗濯機で脱水した綿製の衣類は、1日干しても乾かない。乾燥機で完全に乾燥させた衣類を手元に置いておくと、そのうち湿気を帯びてしっとりしている。
また、蚊などに刺されて皮膚を掻いたりするとすぐに傷になる気がする。体のどこかが、いつも傷になっている。(風土のせいか年のせいかわからいが・・)地方にいる同僚は、草むらなどで怪我をすると傷口から正体不明のばい菌が入り腫れてくると言う。また、そのような症状はよくあることなので特効薬が簡単に手に入るとも。
今の季節は冬であるが、日中はかなり暑い。平日は幸いクーラーの効いた部屋で過ごしているので、あまり気にならないが、まれに外出すると気温も高く、湿気も高い。誰にとってもせっせと働ける状況ではない。ブログの主は、毎週末テニスをしているが朝早い午前中・午後遅い時間にプレーする。正午前後はさすがにできない。
このあと夏になり、雨期になると、・・どうなるのだろう?
サバンナの雰囲気が出ている写真を1枚。ポートモレスビーから車で30分ほど離れた場所を撮影したもの。近くに首都の水源がある。ビールの絵は「SP」というブランドの国産ビール。少ない国産品の一つ、PNG人自慢のブランドである。