テニスのグリップは今や昔とは様変わりをしている。昔はイースタングリップと言い、ラケットを握手するように握りボールを運ぶように前方にフォロースルーしていた。
昔、サーブアンドボレーは上級者だけのプレースタイルだったが、ラケットが進歩し、今では誰もができる。ラケットの進歩に合わせ、日本の軟式テニスで使われていたウエスタングリップが、硬式テニスでも可能になった。ウエスタングリップは、地面に置いたラケットをそのままの状態で掴むのだが、フォロースルーの方向は前方ではなく、上にすることで、ボールに順回転(トップスピン)が簡単にかかる。トップスピンがかかるという事は、力いっぱい打ったボールが相手コート内に落ちることを意味する。そのウエスタングリップもフェデラーあたりまでで、現在の主流はさらに厚いグリップになっているようだ。
錦織圭と伊達公子の2枚の写真を見ると、グリップの違いがよく分かる。伊達公子はイースタングリップで握っているようだ。錦織圭は、ウエスタングリップでもない。ウエスタングリップよりも厚いエクストリームウエスタンとの中間なのだそうだ。エクストリームウエスタンは、ブログの主がテニスを始めたころに流行ったコンチネンタルグリップの反対側の面を使う。フォロースルーは上と言うより、円を描きながら後ろに振っているように見える。昔と比べると面の角度が180度変わったのだ!!
http://f.hatena.ne.jp/cobayan/20080505061453 (2008年カンガルー国際から)
エクストリームウエスタン(主は左利き)