ポートモレスビー日本人会ロロアタツアー

ポートモレスビーには日本人会がある。会員数は、100人にはならないだろう。1年に2回ほど行事が催され、今回は、30名ほどでロロアタ島へシュノーケリングやスイカ割りをする日帰り小旅行をしてきた。

下の島がロロアタ島。ポートモレスビーから車で30分ほど東へ走ったところから、結構立派な船でロロアタ島に向かう。20分くらいで着いたのだろうか。(手前がロロアタ島に向かうための船で、正面にロロアタ島の桟橋が見えている。ロロアタ島に向かわずに近くでダイビングも出来るそうだ。)ロロアタ島へロロアタ島

ロロアタ島にはレストランやゲストハウスがある。ここが最終目的地で、ここで泳ぐわけではない。下は泳いだり、スイカ割りをしたライオン島という無人島。ここまでは、船外機がついたボートで来る。10人乗りくらいの大きさで一番後ろにエンジンがついているボートだ。このために、全員がライオン島に行くには、ボートが3往復するのを待たないとならない。この日は珍しく波が高く、ボートは波に上下に揺られ、子供たちがキャーキャー声を上げる。波しぶきをじゃんじゃん頭からかぶり、写真が撮れなかった。サングラスと日焼け止めは必須。日差しが半端ではなく強烈。ライオン島では、テントを張って、シュノーケリング、子供たちとスイカ割りをした。この無人島では、我々日本人だけでなく、インド人やパプアニューギニア人のグループも気づくと一緒だった。テントを張って、スイカ割りをする準備の良いグループは日本人しかいなかったが。ロロアタ島山頂から下は、再びロロアタ島に戻り、食事をした時のレストランに飾られていた彫り物。ビールを飲み、食事をして、日陰で風に吹かれのんびりしていると、周り360度、上も下も自然しかなくて、世の中にはこんなにのんびりできる場所があるものだと実感する。

ロロアタ島マスクロロアタ飾り下はロロアタアイランドリゾートのリンク。詳しくは、こちらを見てもらえるとよく分かる。http://www.divenavi.com/png/port/resort/loloata.html

一夫多妻の現地人ドライバー

現地人ドライバーには、奥さんが二人いる。セツルメントと言われるスラムに2軒家を持ち、子供が二人と三人いるそうだ。どの程度の本気度で言うのか分からないが、こういう男をBIG MANと呼ぶようだ。

パプアニューギニアは、約800部族があり部族ごとにかなり違いがあるが、全般にハイランダーと言われる高地族は、男尊女卑が烈しく、このような一夫多妻の話をよく聞く。ハイランダーは気性が荒く、女性よりも豚の方が大事という比喩があるくらいだ。殺人事件や強姦、児童虐待(近親相姦)などが新聞を賑わしている。一方、海に面した場所に住む部族は全般に顔つきも穏やかだ。父親が育児に専念し、子供が独り立ちをすると母親の元に帰っていくという母系社会があったりする。

現地人女性スタッフが、男に暴力を振るわれかなりの傷を負って出勤することがある。顔に殴られた跡があり、足も引きずっている。他にも、若い女性スタッフが、午前半休を上司に請求するのだが、パートナーの暴力沙汰に巻き込まれ警察へ行くと大っぴらに書いてくる。

パプアニューギニア人は文明に接してわずか80年、もともとアルコールに接してきていないので、アルコールの飲み方を知らないというか、飲み始めると徹底的に飲み、狂暴になる。アルコールの分解酵素がないという説もある。我がアパートの階下のベランダで現地人が酒を飲みながら楽しく過ごしているのだが、夜が更けてくると、最後は喧嘩が始まる。並大抵の喧嘩でなく、すごい迫力。

婚姻制度がどうなっているのか知らないが、重婚がダメとは聞いたことはない。そもそも、そうした制度が村々まで浸透しているとは思えない。生活力のある男は、多妻なのだろう。選挙の投票率が100%以上と言われたりするが、どこにどれだけ住んでいるのかはっきりしていないのだ。仲間のことをワントク(one talk)と言うのだが、同じ部族の場合、親戚の一人の成功者(ワントク)を頼って大勢が田舎から上京してくる。警官はワントクに便宜を図り、政治家もそうだと言われている。身の回りでも生活に余裕のある人物は、養子をよく育てているようだ。

ちょっと、フォローのしようがない。(^^);;; ワイルドなパプアニューギニア。

パプアニューギニア ネット環境

パプアニューギニアのネット環境は世界中でかなり悪い方だろう。

YouTubeを見ることは非常に厳しい。ダウンロードが再生に追いつかず、ぶつぶつ切れる。YouTubeを録音するフリーソフトがあるようなので、そういうものを使えば良いのかもしれない。

インターネットテレビはどこか違う星の話に思える。完全に無理。日本では錦織圭のATPの試合をテニスTVで見れたが、PNGでは試してみる気にもならない。

料金が高い。自宅では、ケーブルテレビの回線を使った一番早いインターネット接続を契約しており、1か月2万円支払っている。スピード測定サイトで調べたら、40KB/Sだった。日本の光回線1000KB/Sと比べると25倍スピードが遅い。JAVAのアップデートに30分かかったりする。1か月でダウンロードの上限2GBと定められた従量制だ。 リンなどの音楽ソフト供給サイトからHigh Density(高密度)のデータを日本でダウンロードしていたが、こちらでは何日かかるか見当がつかない。そもそも上限2GBに引っかかってしまう。Windows Update も料金と時間が気になるので無効にしている。

一番苦労したのは、NIFTYなどのプロバイダーが、PNGから日本へメールを送れない設定になっていること。日本から来るメールはPNGで開けるのだが、PNGから送信できない。どうやら、PNGからNIFTYを使ってメールを送信する日本人がいるとは想定されていないらしい。こちらに来て原因がわからず焦った。これは、WEBメールを使うようになってやっと解消できた。(^^);;;

ポートモレスビーの警官

ポートモレスビーの警官は、市民の安全を守る存在ではない。人口に占める警官の割合は他の外国と比べて少ないこともあって、街で警官の姿を見かけたことはない。部族抗争や貧困問題から治安は悪いのだが、凶悪事件があっても捜査能力が低く現行犯以外はなかなか逮捕されないと言われている。カージャックにあっても犯人が逮捕されることはまれなのだそうだ。

そんな警察だが、日中、道路を走る車両を対象にロードブロックと言われる検問をしょっちゅうしている。主にフロントガラスに法律で定めれたシールの期限が有効で、登録税が払われているかどうかチェックしていることが多いのだが、それらに問題がなくとも、明らかに外国人(東洋人)はターゲットにされる。路肩に車を止めるように言われ、あれこれ言われて罰金を請求される。後部座席の乗客がシートベルトを締めていないとか、ウインドウォシャーが出ないとか、シールの有効期限があるのに間もなく期限が切れるとか、路肩にすぐに停止しなかったとかなどと言いがかりをつけられる。それに口答えすると「警官に攻撃的な態度を取った。」として罰金額が増えたりする。

の際の対応は非常に難しい。免許証を差し出しこちらの名を名乗ったうえで、警官の名前を聞く。違反切符を貰い、現金で払わない。これは勿論、彼らの小遣い稼ぎにならないようにするためだ。

警官の給料は、5万円程度。優秀な者は、給与の高い民間会社に流れるという。ポートモレスビーには大型のスーパーなどがあり、様々な品が売られているが、ほとんどが輸入品なので、値段は日本以上に高い。5万円の給料では、そのような品を買うことは困難だろう。一方で、我々外国人以上に裕福なPNG人も多い。パプアニューギニアは近年LNG、金などの鉱物資源が発見され、資源ブームに乗った一部の現地人とそうでない人との較差が大きいので、このような現象も仕方がないのかなと思う。

韓国ドラマ 「逆転の女王」

海外生活は、日本で暮らしているより日本人同士の関係が密になる傾向がある。要は、日本人同志群れた方が楽しいことが多いのだ。そんなこんなで、同僚の奥様から韓国ドラマの「逆転の女王」を貸していただいた。

これが31話ある。31時間だと思う。これを約10日間で見た。昔、冬ソナに熱中した時期があったが、それ以来の韓流(ハンりゅう)ドラマだ。

http://www.fujitv.co.jp/hanryu/jyoou/

内容は、タイトル通りの逆転に次ぐ逆転、主人公たちの立場がjジェットコースターのように上がったり下がったり、興味を逸らさない。半信半疑で見ていたが、なかなか楽しい。最終的にハッピーエンドになるんだろうと思いながら見ていたのだが、30話まで結末がわからず、見終わって得心する。多少、早送りしながら見ても違和感がなかった。

小人閑居して不善を成す

定年まであとわずか、海外勤務の選択肢もあったので、息苦しい東京のサラリーマン生活で終えるより、海外であれこれ考える時間を得られるような気がして、そのとおり海外赴任する事が出来た。

実際、こちらに来てみると時間の流れ方がゆっくりしていて、東京での生活に比べると余裕がある。一番大きな理由は、移動時間がかからないことだ。通勤時間5分、食事を遠方でして帰宅に10分。湯船がないため、シャワー時間10分。PNGは日没後の運転はなるべく避けたいこともあって6時半ごろ帰宅することが多いが、帰ってランニングマシンを1時間くらいして、食事を用意することもできる。このため、働きに行っても自分の時間が結構持てるのだ。

問題は、有意義に使えないこと。日本でせっせと働いていた時には、「じっくり思索にふけるのだ!」と思っていたが、悲しい哉、全くそうはいかず、「じっくり思索にふける」などということは全然ない。こまねずみの如くに、しょうむない(仕様もないの大阪弁です。)ことばかり強迫観念に迫られ、明け暮れている。(^^);;;

ポートモレスビー バルニ・ダンプサイト(ごみ処分場)

機会がありポートモレスビーの郊外にあるごみ処分場に行く事が出来た。街の中心部から北へ20分程度車で走ったところにある。処分場は、山の谷にあり、廃棄物で谷を埋立て、平地を作り出す計画のようだ。車でダンプサイトへ侵入しようとすると、最奥地に到着するまでにかなり距離がある。

最初の写真は入口から入った途中の光景を車内から撮ったもの。所々で火災が起こって白煙が充満している。処分場の中でごみをあさっている人たちがいる。新しくダンプカーがごみを降ろすたび、ごみの中から役立つものを探しているようだ。探している人の周囲のごみは色が白っぽく見える。

ごみ処分場1現場は非常に蒸し暑い。もともと熱帯の日中は非常に熱いのに、おまけに火災が起こっているのだ。2枚目の写真には、警察車両と現地の女性が写っている。エスコートなしで現地に行くのは危険が伴うため、警察車両の同行を依頼していた。現地の女性たちは、何があったのかと思って集まってきたのだ。他にも大勢このごみ処分場で暮らす人たちが集まってきたのだが、こちらは肖像権を配慮して割愛。

ごみ処分場23枚目に写真は現場を去るときに車中から取った写真。ドラム缶を柱にして、上に板を乗せて家にしている。このような家は多数あり、多くの人が生活している。

バルニダンプサイト1

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