ブログの主が若いころ友人に目茶苦茶女子にもてる男がいた。 彼が高校に入学したとき、彼のルックスに惹かれ全校から高1、高2、高3の女子数十人が交際を申し込んできた。その彼は、放課後、交際を希望した女子高生を教室の廊下に並ばせ、彼は教室の真ん中に一人、全員の交際希望者を順番に招き入れ、面接をした。
主と彼は同じ中学校に通っていた。そのころ(昭和40年代)子供の数は多く、中学校は1学年に17クラス、約700人!いたので、3年間同じクラスにならなかった。 唯一、彼の記憶があるのは、グラウンドで野球部が練習試合をしていた時だ。大勢の女子生徒のキャーキャー言う歓声がしていると見たら、彼が打席に入っていた。彼はその女子生徒の大歓声の中、バットを力強く振ると外野の間を抜ける見事な長打を放つ。さらに大きくなる女子生徒の歓声。満塁の塁上からホームへ帰ってくる選手たち、土煙、三塁ベース上で大きく腕を突き上げて笑う彼。(「何やねんこれ!」と当時ニヒリストだった主は思う。)
高校は、違う高校に通うことになった主と彼だが、当時流行っていたフォークソングが縁で二つの高校の間で同じ学年同志の交流が始まり、一緒にコンサートを開いたりするようになった。「おんなじ中学やん!」と友人づきあいが始まった。
残念ながら彼が入学した高校には野球部がなかったので、ラグビー部に入り面接で一番気に入った目鼻立ちのはっきりした、ちょっとグラマラスな彼女と交際していた。高校卒業時、彼は大学受験に失敗し、浪人になる。一浪でダメで二浪になるとき、その彼女とは別れるのだが、彼の浪人生活はその後実に、五浪まで続くのだ!!!
その彼の予備校生時代の話。やはり、予備校に入っても彼は大勢の女子から次々交際を申し込まれる。彼が女子に声をかける訳ではない。つねに、女子から交際を申し込まれるのだ。主は、大学にストレートで進学したが、中学、高校とずっともてたことがなく、勉強なんかより、彼の様にもてたいと切実に思っていた。勉強なんかより、女にもてたいー!!!!(^^);;;;;
そんな彼だが、ある日、同じ予備校に通う女子と、彼女の家で昼間ベッドに入っていた。その時、旅行に行っているはずの彼女の両親が、突然帰ってきた様子で、玄関で鍵を外す音がガチャガチャと聞こえる。彼女も予定外の出来事に必死になりながら「こんなとこ、うちのお父ちゃんに見られたら、あんた!殺されるで!!」と彼女。彼はベッドからはじけるように飛び降り、ベッドの周りに放り出された衣服をかき集め、裸のままパンツ1枚、窓から外へ脱出。(なんか青春ドラマで見たことあるような。デジャヴか?)
やはり、彼の浪人生活中、もう一人の男の友人と民宿に泊まり山陰へ海水浴に出かけた。現地で同じく旅行でやってきた大阪の女子大生3人と意気投合し、夜は花火、酒で盛り上がる。その後相当酔っぱらうのだが、最後はみんなで乱交状態になったという。あげくに酔いつぶれて寝てしまう。翌朝、「昨日は酒も飲んだし、女とやったし、ええ夜やったあ!!」と布団で伸びをしながら目を覚ますと、枕元に服を着た昨日の女子学生が3人並んでおり、「大阪に帰ったらわたしと付き合ってください。」と全員からお願いをされる。