ネットでは、LITERAというところがソースになり多くのニュースサイトに稲田朋美防衛相の領収書偽造が発覚したと流れている。内容を一部コピーする。
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安倍首相肝いりの重要閣僚・稲田朋美防衛相に、政治資金を巡る“巨額不正疑惑”が発覚した。本日14日発売(2016/8/14)のしんぶん赤旗日曜日版が「稲田防衛相 3年間で約520万疑惑領収書 自民パー券代“金額は自分たちが記入”『白紙』で領収認める」と題してスクープしたものだ。 記事によれば、稲田氏の政治資金管理団体「ともみ組」の領収書のなかに金額、宛名、年月日が同じ筆跡の領収書が大量に存在することが発覚した。これは、自民党議員らの政治資金パーティの会費支払いの証明として稲田氏側が受け取ったものだが、実は、この領収書は「ともみ組」の収支報告書の担当者が記入したものだったことが筆跡鑑定の結果判明。稲田氏の事務所は赤旗の取材に対し、金額の入っていない「白紙」の領収書に稲田氏側が書き入れていたことを認めた。赤旗の調べでは、この白紙領収書は2012〜14年の3年間で計260枚、約520万円にのぼるという。
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ここからが主が不思議に思うことだが、スクープしたのが共産党機関紙である赤旗のせいか、ネットではいろいろな媒体が取り上げているものの、新聞各紙は全く追随、報道していない。
唯一それを追いかけたのが、ネットニュースのLITERAなのだが、LITERAというのはネットで調べるとかなり左翼的な位置にあるようだ。そこらへんが、新聞が追随しない理由かもしれない。
だが、この内容にはニュースバリューが十分にあると主は思うのだが、赤旗自身にこれを追求して、さらなる問題にするそぶりが見えない。共産党ならず、民進党が問題視してもよさそうに思うのだが、今のところそのような気配もなさそうだ。
さて、今後この問題はこのまま鎮火するのだろうか。それとも、また週刊文春あたりが取り上げて、大騒ぎになるのだろうか。その成り行きは主には分からない。だが、何かの圧力が働いているのではないかと、下衆の勘ぐりをしてしまう。
2016/8/30 追記 ———- その後、ネットを見ていると、FLASH、女性自身といったところが記事で追求しており、稲田朋美はじめ疑惑をもたれている者が「誰でもやっていることだ」と開き直っているとある。主が一番不思議だと思うのは、やはり、野党がスルーしているところだ。
2016/10/8 追記 ———- その後、6日の参院予算委員会で共産党の小池書記局長がこの白紙領収書問題を追求したようだ。次がそのリンクである。稲田大臣の返答は「どこでもやっていること」で、おまけに政治資金を所掌する高市総務相は「法的に問題ない」と答弁している。
http://www.sankei.com/politics/news/161006/plt1610060052-n1.html
総務省のマニュアルでは領収書への記入について、宛名は発行者の依頼があれば、受領者側が追記することが認められているが、それ以外のことは明記されていないらしい。
そりゃあそうだろう、白紙の領収書に勝手に書くことは許されないだろうというのが、庶民感覚だ。
ただ、今回は大手紙も報道しているが、これ以上に大きくはならないだろう。