Sonyノイズ・キャンセリング・イヤホン or AKG K812 で聴く マリンバ奏者 加藤訓子 J.S.バッハ

主はすっかり《グレン・グールド親父》であるが、通勤の途上でソニーのスマホXperia Z3というちょっと古い機種を使い、2015年に購入したSONY ノイズキャンセリング搭載カナル型イヤホン(下の写真・4000円ほどだった)を使ってグールドを聴いていたのだが、なかなかいけると思っていた。これを使ってジュリアード弦楽四重奏団によるシューマンのピアノ五重奏(バーンスタイン)、ピアノ4重奏曲(グールド)を通勤途上で、聴き比べし結構感動した。電車のなかとか、歩きながらになるのだが、自宅のように気持ちよくなって寝てしまうことがない。

自宅では、Luxman L-550AXというアンプに、B&W 805D3というスピーカーというまあまあの値段の製品を使っているのだが、明らかにヘッドホンのAKG K812で聴く方が良い音がする。

これまで主は、どうもヘッドホンは、頭に圧迫感を感じるためあまり使っていなかったのだが、ヘッドホンの方がスピーカーより確実に良い音がすると思うようになってきた。このヘッドホンは、オープンエア型というタイプだ。ソニーのカナル型イヤホンは耳の穴に突っこむタイプであり、音源がその分が鼓膜に近い。距離が近い分、少ないパワーで駆動でき、その分安くても性能が良いのだろう。

主は、基本的にバッハは大好きなので、グールド以外の演奏もよく聴く。この加藤訓子はマリンバ奏者なのだが、このアルバムは、ビックリの芸術性の高さ!完成度の高さ!で、あの有名な平均律第1巻第1曲のプレリュード、無伴奏チェロ組曲第1,3,5番、リュートのための前奏曲、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1,2,3番が入っている。(ちなみにこのハイブリッドSACD・CDは、ホームページに「2017年リリースの「B A C H」は、リンレコーズの年間ベストアルバムに輝き、第10回CDショップ大賞2018クラシック部門を受賞する等、世界的にも大きな話題を呼んだ」と書かれている)

この演奏、おそらく叩き方を変えているのだろう。音色を変えたり強弱、アクセントを変えることでニュアンスをだし、飽きさせず、音楽性が高くてとてもいい。添付のライナーノーツには「エストニア、タルトゥ、ヤンニ教会にいる。相変わらずしつこい私は納得のいくまでレコーディングができることを幸せに思う。勿論苦しいのだが・・・」とあり、録音日を見ると、2015.9.1-11と2016.3.14-24とかなり長い日数をかけて録音しているのが分かり、「ああ、このひとはグールドと同じタイプなのかもしれない」と思ってしまった。というのも、グールドは、気が済むまでテイクをとり、つなぎ合わせて作品を完成させていたからだ。

この演奏だが、最初スピーカーで漫然と聞いたとき、実は、それほど良いとは思っていなかった。だが、ヘッドホンで聴いてみて、その良さを再発見した。恐縮なたとえで申し訳ないが、「生の演奏で聴けない演奏はない。下手でも生なら聴ける」と主は思っている。生の演奏には、スピーカーにない、楽器自体がだす音色の魅力が確実にあると思っている。

グールドは、「コンサートは死んだ」と言ったのだが、実際にはクラシック・コンサートは無くなっていない。クラシック音楽はあまり流行らなくありつつあるが、原因は他のところにあり、クラシック・コンサートは相変わらず盛況だ。とくに小中学生、アマチュア、市民楽団など草の根のコンサートは続くだろうし、根っこには、生の楽器のだす音色の魅力があると思う。

ところで、この加藤訓子の演奏、やはり音色の魅力が半分を占めており、イヤホンでもヘッドホンでもスピーカーでもよいが、ある程度のレベルの再生装置でないとその魅力を実感できないだろうと思う。安っぽい再生装置では、この良さはなかなか実感できないだろう。これは、他の演奏者にも言えることだ。商業化されている演奏の場合、良い音で再生して聴くと、その良さに感動する。だが、安物の再生装置ではなかなかそうはいかないと思う。

ホメているのか、けなしているのか?!ありきたりの結論になってしまったような・・・

おしまい

brasileiro365 について

 ジジイ(時事)ネタも取り上げています。ここ1年、YOUTUBEをよく見るようになって、世の中の見方がすっかり変わってしまいました。   好きな音楽:完全にカナダ人クラシック・ピアニスト、グレン・グールドのおたくです。他はあまり聴かないのですが、クラシック全般とジャズ、ブラジル音楽を聴きます。  2002年から4年間ブラジルに住み、2013年から2年間パプア・ニューギニアに住んでいました。これがブログ名の由来です。  アイコンの写真は、パプア・ニューギニアにいた時、ゴロカという県都で行われた部族の踊りを意味する≪シンシン(Sing Sing)≫のショーで、マッドマン(Mad Man)のお面を被っているところです。  
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