《カランジル》ブラジルの刑務所 月1の面会日、セックス部屋がある!

(2022/9/18 一部リンクが切れていましたので、リンクを削除しました。)

ゴーンさん逃亡事件で、日本の拘置所の処遇が、人権にもとるという指摘を声高にした。そういえばブラジル映画で見た刑務所には、面会日があって、奥さんや恋人とセックスができる部屋がある。ブラジルの刑務所は、定員の倍以上詰め込まれ最悪だが、日本とは根本的に違う。ひさびさのブラジルネタです。

映画「カランジル」のカバー

ブラジルの刑務所には面会日があり、家族や子供、友人がぞろぞろ刑務所の囚人と会う日がもうけられている。その日には、何と奥さんや愛人とセックスする部屋まで用意されている!!

ブラジルの刑務所は、収容定員の倍以上の囚人が詰め込まれていて、最低だ囚人同士の暴力やレイプも茶飯事だ。一方で、なにより、刑務所の中で何でも買える。お金で寝床を買えるのみならず、テレビや携帯電話、趣味の道具、何でも揃う。とりわけ、ドラッグが蔓延しており、刑務所で薬物中毒になって売人になる者がいる。そんな刑務所なのだが、刑務所の中でサッカー大会があったり、人気歌手が慰問に来て、壇上からコンドームをばらまいたりするし、ゲイの囚人同士が結婚式をあげたり、それなりに自由に過ごしているといえなくもない。

「映画感想 * FRAGILE」から
「映画感想 * FRAGILE」から 右が主人公のドクター、エイズの専門医だ

そうした刑務所を舞台にした映画《カランジル》がある。カランジル刑務所は実在し、1992 年にはサンパウロのこのカランジル刑務所内で暴動が発生し、鎮圧のため刑務所内に警察が突入した。クライマックスが、囚人 111 名が死亡した事件であり、それまでの人間ドラマが描かれている。

映画のDVDのカバー写真は、暴動を起こした囚人を真っ裸にして、運動場に集め、座らせている場面である。暴動の鎮圧に警官たちは、気違いのように銃や機関銃を乱射する。その囚人たちを無差別に虐殺する様は、普通の人間(警官)が、恐怖とともに圧倒的な権力を握ると、何を始めるのか思い知らされる。(このときの警察の行動に関した裁判が、2016年末まで行われ、警察の無罪が確定している。)ブラジル映画、なかなかいいす。切ないっす。

下は、何か所かネットで見つけた、関連情報です。

① 刑務所で確かめ合う愛=女囚との特別面会は少数

こちらは、ブログ「おもしろランキングの広場」から。その冒頭部分の抜粋。ソースはブラジルに住む日系人向けの日本語新聞である「ニッケイ新聞」に掲載されたものらしい。

「【Revista da Folha 2005.11.27 ←ブラジルの現地紙】ブラジル国内の刑務所では世界でも稀にみるセックス面会日が設けられ、夫婦や愛人との愛を確かめ合うことができる。面会日は毎月最後の土曜日で、刑務所内の特別面会室で二時間甘い時間を過ごす。ただし時間切れを知らせるけたたましいサイレンで現実の厳しい世界に引き戻されるのが玉に傷だが・・・。」

② Mais ou Menos(まあまあ)の世界 ブラジル

こちらは、「ブラジル、アマゾナス州とマナウス市、ZFM(マナウス・フリーゾーン地域)に関する情報サイト」のPDFからである。こちらは、長く詳しい情報を読むことができる。

ちなみにMais ou Menos(マイゾウ・メーノス=まあまあ)と言うのは、英語でいえば、plus or minus と考えてもらえばよい。ブラジル人に限らず外人は、面と向かってBad! とは言わないので、否定的な表現をするときに手のひらを上に向け、肩をすくめてよくこういう。

「《第32章 刑務所は楽園》 法律の世界でいえば、極端なのが刑務所の中での囚人の扱い、ここにも“マイゾウ・メーノスの世界”があり、金で扱いが変わってしまう。金があれば、テレビ、ステレオ、冷蔵庫なんでも不自由しない程度の物を持ち込み、優雅に刑務所生活をしている囚人がおり、拳銃や麻薬まで手に入れている囚人もいる、女性は面会時に性器内に携帯電話や薬物を忍ばせて入ることが頻繁にニュースで報道されている。リオ・デ・ジャネイロでは刑務所内に豪華なベッド、バス付寝室、大型 TV、ステレオ付きの囚人の部屋が発見され全国ニュース大騒ぎ、即刻解体されたニュースが TV で放映された、いったいどうやって改築したのか想像を絶する。さらに刑務所内に事務所を設けて携帯電話で麻薬組織を操っている者までいる刑務所内には犯罪組織のグループが出来ており、護身料を払ってグループに入り命を守ってもらっている、いずれかのグループに属さないと拷問、性的暴力を受け何時殺されるかわからないことになる。・・・・」

③ ブラジル・刑務所面会お作法

「あめでぃお」さんのブログ「これでいいのだ!★サンパウロ」から。

「さて。
マリアちゃんからブラジルの刑務所についていろんな事を教えてもらいましたよ。
まず、びっくりしたのが
面会の前のチェックでございます。
荷物検査はもちろん、刑務官の前で真っ裸になってスクワットをするというのです。
前を向いて3回、後ろ向いて3回。
この試練に耐えなければ、愛する元銀行強盗の夫に会えないので
うら若きマリアちゃんも1・2・3、1・2・3と毎回行うそうです。」

「驚くべきブラジルの刑務所、なんと
二人きりになれるベッドのサービスまであるというのです。
コンクリート製の2段ベッド、目隠しに白いカーテンはあるけれど
マットレスのようなものはございません。
ついでに時間制限もございません。
更に驚くは、なんと希望すれば避妊具まで刑務所からもらえるそうです。
なんと心憎いサービスでしょう。
ここでの注意点はただ一つ。
「声を出すな。」
そんなことまで、このマリアちゃんは頬を赤らめ教えて下さったそうです。」

④ カランジル/実録!囚人虐殺事件

「ナイトウミノワ」さんのブログ「映画感想 * FRAGILE」の「カランジル/実録!囚人虐殺事件」から。

このブログの写真は、ここから張りつけさせてもらった。とても詳しく、分かりやすく書かれています。この映画をよく知りたい人におすすめです。「・・・囚人が鎮圧部隊バンザイと叫ばせられたり、・・」「刑務所内で暴動が起こり警察が鎮圧したと聞けば、それは囚人が悪いのだと思われてもしかたないでしょう。
でも実際はそうではない、政治家と警察の問題について斬り込んでいき、囚人の目線で事件を描き、隠された真実を暴こうとする熱意に感銘を受けました。」と結ばれています。

おしまい

ゴーンさん逃亡 検察の情報リークとマスコミ報道 & 郷原信郎弁護士「検察の大失態」

昔から問題になっているのだが、主が、今回のゴーンさんの会見で初めて気づいたことがある。それは、日本の報道機関の報道の姿勢と内容についてである。

彼は会見で、検察が守秘義務違反をしながら、捜査情報を意図的、大量にマスコミにリークし、マスコミはその情報を無批判に報道する結果、一方的に「悪者」にされたという。一方の弁護側は、被告を守る立場から情報をマスコミに流すことは少ないので、世間は「ゴーン=悪者」と思っている。主の周囲でも、この事件が話題になることがあるが、「国外逃亡しておいて、日本の司法制度を批判するのは何事か!」というのが、多数派である。ただ、これは検察の持っている捜査情報が大量に、一方的にリークされ続けた結果に他ならない。多くの国民が、検察の情報操作を受け入れているのだ。もちろん、なぜ検察がそのような情報操作をしたがるのかというのは、最終的に「有罪」の判断をしたときに、世論の反発を受けたくないからだ。

国家公務員法第100条で国家公務員に対していわゆる守秘義務を課しており、検察が捜査情報を流すのは法律違反なのだ。

ところが、日本の事件報道では、事件直後から犯人とされる人物が歩く防犯カメラ映像などが流されたり、認否情報が流されるのが、ごく一般的な報道である。殺人などの粗暴犯に限らず、経済事件などでも、事件発生時から、マスコミは被疑者の映像や背景などをじゃんじゃん流す。われわれも、それが当たり前だと思っている。事件が起こったら、犯人と思しき人物を速やかに特定し、いかにその人物が悪いかをマスコミに断じてもらいたいという我々の願望のような長年の「刷り込み」が底流にある。

しかし、ここで考えなければならないのは、逮捕され、起訴され、有罪判決が下されて初めて犯罪者となるわけで、事件が起こった直後は、単なる被疑者または被告人だ。刑が確定するまでは、「推定無罪」であり、人権が守られなければならない。事件直後、捜査もしていない段階で、被疑者の情報が報道されること自体が、オカシイのだ。 ところが、日本の事件報道ではそうなっていない。 逮捕される前でも、ただちに犯人扱いした報道がはじまる。

主は、約10年前になるが4年間ブラジルで暮らしたことがある。ブラジルで、ニュース番組の事件の報道が、「日本より簡単だな、短時間だな」と思っていた。外国の事件報道では、事件直後から被疑者を犯人扱いせず、刑が確定するまでは、掘り下げた報道をしないのだと思う。

この日本の事件報道のあり方は、被告の人権が守られていないという観点で、弁護士会でも問題にしていたり、過去に国会でもとりあげられている。

マスコミ側も取材に必死で、事件が起こるたび、検察官や警察に張り付き、捜査情報をもらうことに必死で、批判的な記事を書こうものなら、次に情報をもらえないので、捜査機関に追従的な記事にならざるを得ない構図がある。マスコミにとって、大事件は、ホリエモンの言う視聴率を稼げる「メシウマ」であり、情報源は、検察サマサマだ。

マスコミも妙な(というか「間違った」)正義感を振りかざし、被疑者をバッシングする記事を書けば、読者に読んでもらえると思う姿勢そのものが、間違っている。

ところで、このゴーンさん事件、もう一つ説得力のある人の動画を見つけた。東大の理学部を出て弁護士になった、異色の郷原信郎弁護士で、東京地検特捜部の勤務経験もある。この動画の中で、「ある日本人が北朝鮮で裁判にかけられ、北朝鮮から逃げ出す機会があるときに、あなたは北朝鮮で身の潔白を証明しろと言えますか?」というくだりがある。北朝鮮に失礼?かもしれないが、とても理解しやすい。 また、裁判の争点整理手続きの中で、弁護人側が提出した書類にゴーンさんが会見で明かさなかった政府関係者を、「官房長官」と書かれていると述べておられる。

 

おしまい

 

アマゾン やっぱり税金払っていなかった!!

アマゾンが税金を納めていないということを前に書いたが、アマゾンが平成29年と平成30年12月期の法人税として300億円を納税したとの記事が2019.12.22に新聞に出ていた。下がその産経新聞のリンクである。

アマゾン、納税へ方針転換 法人税2年で300億円 売上高を日本法人に計上

世界的な経済政策を調整するのは、OECD(経済協力開発機構)だが、その租税条約では、住民や企業の「恒久的施設」に対して課税する仕組みになっている。アマゾンは、日本の支社や倉庫を「恒久的施設」ではないと理由づけ、法人税を従来日本政府に支払ってこなかったのだが、ようやく支払うことにしたということだ。しかも、従来のロジックでは、アマゾンの業務に何かと支障があるから変更したというのが理由だ。

成毛眞さんの「amazon」(2018/8 ダイヤモンド社)では、「世界が悩む、アマゾンへの課税問題」とのタイトルで項だてをして、ネットで売買が完結するKindleや映画のサービスへ消費税を納税してこなかったと書かれている。こちらを国税庁が課税するようにしたのは、ようやく、平成27年10月のことだ。

国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について

他にもアマゾンをはじめとする外資に有利な条件は今でもあり、ソフトウエアの開発費がそうだ。日本の税法では、ソフトウエアの開発費は、資産の形成と見なされ、一括損金に計上することはできない。つまり、耐用年数(一般的に、5年間)にわたって償却しなければならない。日本では単年度では、1/5しか経費として認められない。ところが、アメリカの税制では、このソフトウエアの開発費は、支払い年度ごとに全額損金計上できる。これを利用して、アマゾンは日本でのソフトウエアの投資を、日本には恒久施設がないとの理由で、アメリカの決算に含めて計上してきた。当然、日本で法人税を納めてこなかった。

こうしてみると、アマゾンは、日本企業よりずっと有利な条件で、1998年の日本上陸以来20年以上、競争してきたことがわかる。当然だが、このことは他の外資にも当てはまるだろう。アップルの音楽配信がそうだし、スターバックスも世界中に展開しているのでそうだ。

おしまい

 

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