新型コロナ対策の1人10万円の申請をスマホで行った。結論だけをいうと、スマホで出来たのだが、これがハードルがメチャ高い。
麻生財務大臣が「ぼくは(金持ちなので)申請しない。」と言ったようだが、彼がパソコンやスマホの操作に詳しいと思えないので、自分自身でまず申請できないだろうと思うほどハードルが高い。ましてや、多くのおっちゃんやおばちゃんには無理だろう。
まずハードルとして、マイナンバーカードを作成した時のパスワードを2種類控えている必要がある。一つは4桁の数字、もう一つは、英文字と数字の組み合わせたものである。画面では次の言葉が出てくるのだが、誰にも意味が分からないだろう。利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁の数字)と署名用電子証明書の暗証番号(6~16桁の英数字)である。なんのこっちゃ。アルファベットの方は、かならず大文字でなければならない。 また、PCで申請する際にはカードリーダーがいる。スマホから申請する場合には、まず、専用アプリの「マイナポータルAP」をインストールする必要がある。
スマホを使うと、PCと違い、カードリーダーなしで、スマホの後ろにカードを重ねれば、マイナンバーカードのデータを読み込むのだが、これの説明も全くなく、何をしろというのかさっぱり意味が分からなかった。 そうしたことで、操作のほとんどをGoogleで検索した、「オンライン申請」を説明したページを見ながら進めた。あと、銀行口座が分かるようにキャッシュカードを写真にとって添付する。
パスワードと、マイナンバーカードの読み込みができれば、あとはさほど難しくないのだが、多分、普通の人で最後までトラブルなしで出来る人は少なく、役所でパスワードを再発行する羽目になるだろう。(なにやら、引っ越しをするとパスワードを再発行しなければならないそうだ。)
なんとか、入力できた主なのだが、我が家を離れて暮らしてる家族がいるのだが、住民票をそちらに移しておらず、その家族の分もまとめて一緒に申請したほうが良かったのかなと疑問を持った。 それを問い合わせようと、何種類もあるコールセンターに電話するのだが、これがまったくつながらない。
そうこうすると、次の記事がネットにのっていた。MSNのサイトに朝日新聞の記事を短縮して、掲載したものだ。
驚くべし、何度でも申請ができて二重払いされる恐れもあるらしい。役所は人海戦術でチェックしており、郵送された申請書の方が処理が早いという。おそるべきお粗末さ! いったいこのシステムに、政府はいくらの金をシステム会社に払っているのか!(2020.5.21追記 西日本新聞の記事に「数千億円」と書かれた記事を見つけた) 情けない!
おしまい