11月18日、今年は台風が少なく紅葉が奇麗というので、前から一度行きたいと思っていた水戸の偕楽園に行ってきた。この日は天気に恵まれたのだが、さすがに日本三名園の一つと言われるだけあって素晴らしいものだった。
紅葉を目当てに行ったので、最初に、偕楽園の線路を挟んだ反対側にあるもみじ谷へ行った。
それほど、長い距離ではないのだが、気持ちの良い公園を歩ける。道路が平行しているので、完全な静寂の地というわけではない。平地のせいか、まだ完全に紅葉していない木もあり、しばらく見ごろが続きそうだった。



残念ながら行かなかったが、もみじ谷では夜間ライトアップもしている。隣の護国神社へも行ったが、こちらもとても感じの良いところだ。

ランチは、千波湖(せんばこ)に面した好文Cafeへ行った。ほどほどの値段のカジュアルなレストランで、テーブルから千波湖レークビューを楽しめる。この日は、ちょっとした小春日和で、外のテラス席や屋上でもランチを楽しむ人がいた。


さていよいよ、偕楽園である。ガイドブックに従い陰と陽の世界を実感するために好文亭表門から入る。まず、陰の世界からスタートである。





好文亭に入るといきなり、室内から明るい庭が見える仕掛けになっている!
こちら最上階(3階)は楽寿楼という名前だが、パンフレットによると、幕末のお殿様(徳川斉昭)が領民と周囲の景色を楽しむ目的で作ったと言われる場所である。



あいにくだったが、現在、好文亭の一部は改修中で、すべては見ることができなかった。しかしながら、工事現場である内部も、歩きながら見れるようになっている。

ところで茨城県は、都道府県魅力度ワーストワンを7年続けたのだが、やっと2020年、最下位を脱出したという。主は、こういう調査に信ぴょう性を何ら感じず、逆に悪意を感じる。ニュースは、知事を先頭に県庁全体が努力した結果という報道のベクトルだったが、マスコミは言えるのかよ、自分はどうなんだと突っ込みたくなる。
その茨城県の県庁所在地の水戸、徳川御三家の一角、さすがに歴史を感じさせて、とても魅力的だった。県庁所在地はどこも、当然ながら、歴史の蓄積と魅力がある。
その帰りにスマホのGoogleさんに訊いて、近くで口コミの良い喫茶店で休もうとした。1軒目に行こうとした一風変わったノラズカフェ(★4.2)は、「コロナで15時閉店です。」と言われたのだが、まともに看板をあげていない古民家だった。

それで、二軒目に目指したのが、表通りを一筋中に入った駐車場のない場所にあると思われる、CAFE RIN(★3.9)。車でぐるぐる回ったのだが、残念ながら、見つからなかった。

そうこう裏通りを走るうちに、水戸の風俗街!に突入してしまった。どうも、Googleさんは一風変わったマニアックな店を紹介したがる。
これはこれで、なかなかこれも趣があってよろしい。どんな都会にも陰と陽はある。朝もあれば夜もある。写真を探すのにあれこれググったら、けっこうディープな場所が他にもあるみたいだった。

おしまい