医者たちの身勝手さ その3(こういうちゃんとしたことを云う医者もいる)

おばあさんが笑いながら森の中で死んでいる?

森田洋之さんという医師が書いた本、世の常識とは違う「うらやましい孤独死」(フォレスト出版)を紹介したい。

森田洋之 さんのことは、ツイッターで知った。投稿におおいに共感したからである。

本を買う前に経歴を読み、惹かれるものがあった。

この本の背表紙で、この森田洋之氏が一橋大学経済学部を卒業してから、宮崎医科大学(国立)へ入りなおし、医師になったということを知る。

氏の出身の宮崎医科大学は、2003年に宮崎大学医学部に統合された。国立で授業料も安いのだろうが、林真理子の週刊誌小説「下流の宴」(2009年~)に宮崎大学医学部が出てくる。この小説は、自分は上流だと考えるある母親の、フリーターの息子とやはりフリーターのヒロインがつき合い始める話だ。母親は、このヒロインにさんざん冷たくあたるのだが、いろいろと苦難があって、ヒロインは医者を目指すことになる。そこへカリスマ塾講師が登場し、国立大の医学部の一番入りやすいところとして、宮崎大学医学部が出てくる。

また主の現役時代の経験談をすると、健康管理室という部署で勤務したことがある。その法人は、海外関係の仕事をしており、人員を多勢海外に派遣しており、産業医(顧問医)を何人も雇い、時に、医師を医療事情の良くない国へ出張させ、顧問医に現地の日本人関係者を診てもらっていた。そうした関係で、昼食を顧問医ととったり、出張もよく一緒に行き、医者の世界には、出身大学による強いヒエラルキーがあること、上の教授、助教授連中からみると、下の者はほぼ発言権がないことなどを、薄々感じた。

読みすすめると、やはり思ったとおり、この森田さんは、メジャーな医療、一般的に日本で行われている医療に幻滅し、標準治療からドロップアウトした医師だった。

まず、この著者が医師になった経緯を書くと、次のようなものだ。 一橋大学に在籍していたが勉強に身が入らず、ちょうど起こった阪神大震災のボランティア活動で、周囲の人たちに役立ったと思えたのが、きっかけのようだ。まじめなタイプなのだろう。普通に卒業する気になれず、再び学びなおして、赤ひげ先生のような世に役に立つ医者になろうと決心する。

宮崎大学を卒業し、地元で研修医を終了する。最初の2年間の初期研修で、内科、小児科、外科、産婦人科などを回り、のちの3年間の後期研修で、「認定内科医」を取得し、一人前の医師としてスタートする。

しかし、その内科医の後期研修中に、療養病院の大部屋に、ただただ天井を見つめたままの高齢者がずらっと並んで、胃ろうから栄養を入れられている日本の標準医療の光景を見たときに、学んできた医療技術や医療知識が「善」とは思えなくなってしまう。

徐々に日本の医療のあり方に懐疑心を抱いてた森田医師だが、やがて確信となり、彼は、ちょうど募集があった財政破綻で再建中の夕張市立診療所の医師に応募する。 誰もが知っているとおり、夕張市は財政破綻をして、他の市のような行政サービスを提供できず、病院も例外でなく、規模を大幅に縮小していた。しかし、この窮地にやってきた前任の医師、村上智彦医師は、標準的な病院医療に頼らず、予防医療や終末期医療に重点をおいた地域医療を実践、成果を上げているのを知ったからだ。

そこへ赴任した森田医師は、さまざまな目からウロコの経験をする。

夕張豊生会のHPから

病院がなくなってからの夕張を、素人の主は、大変だろうと思うのだが、実際は真逆のことが起こる。マスコミでは無視されているが、住民の健康レベルが以前より上がったのだ。こうしたことを発表すると嫌がられ、炎上したりすることもあったようだ。

  • ▶夕張市の総病床数が171床から19床に激減した。
  • ▶高齢化率は50%を超えた。(市としては、日本一)
  • ▶それにもかかわらず、夕張市民の総死亡率は変わらなかった。
  • ▶病死は減った。その代わり老衰死が増えた。
  • ▶救急出動が半減した。
  • ▶一人あたり高齢者医療費も減った。

つまり、端的に言ってしまえば、市民の意識が病院に頼るより、天命を受け入れるように徐々に変わってきた。おまけに、病院がなくなると、入院も減るのだが、死亡率は変わらないという、驚くべき変化が起きる。老人たちは、自然で幸福な死を迎える。本人も周りの家族もみんな生き生き。こういう種類の本で、主は、はじめて涙を流した。主は、自分の子供たちにもこの本を読まそうと思う。結局、死ぬ間際には医療がなければ、苦しまずに死ねる。世界中の人間は、そうして最近まで死んでいた。死ぬときは、一人で死んでも何の問題もない。それまで、元気なときに、他者と関係性がありさえすればばよい。

ところが現代では、医療無しで死のうとすると、周囲の家族たちの理解が必須だ。そうでなければ、救急車で運ばれ、医者たちの手でさまざまな延命措置が自動的に始まる。

もちろん、医療は若者や元気が残っている人には有効な場合が多いかもしれない。しかし、平均寿命に近いようなケースでは、余計なお世話だ。たしかに、骨折などの怪我や、心筋梗塞などのつまり物を取り出せば元気になるケースもあるので、一概に言えないし、また、何十年か後には、根本的に治療法が変わって200歳まで生きるのかもしれないが、少なくとも現状の延命措置は不要だ。

個人的な話になってしまうが、主が医療に疑問を持ったきっかけは、母が風呂場で倒れ、父が救急車を呼んだときに始まる。地元の高度医療ができる救急病院に運ばれ、認知症の父は頼りにならず、主は東京から新幹線で駆け付け、主治医と治療方針の相談をした。母は人工呼吸のマスクをつけられ、ほぼ意識がなかった。医師は、喉を切開して人工呼吸器をつけたいという。素人目にも、もしそうしても、元に戻るようには見えないし、医師も戻る可能性はゼロではないが、ほぼないと認める。それで、躊躇っていたのだが、医師は、「救急車で運ばれてきて、何もしないわけにはいかないんですよ。これだけはさせてください。」と懇願するようにいうのだ。

そうなのかよ、身勝手な話だなあと思うが、結局、ゆっくり考える暇もなく、家族全員が狼狽えていることもあり手術に同意する。その高度医療設備を整えたその救急病院には、次々と患者が運び込まれるので、1週間程度で退院させられ、長期療養病院へ転院した。そこの医師は、延命させるだけなら、様々な方法があると言う。濃い血液のようなものを注入すると何年も生きるという。勿論、回復するわけはない。 これでは、医者の儲けために、患者が生きているのも同然だ。

暗い話になってしまい、いつまで立っても、落ちないが、昔、人間は苦しむことなく死んでいた。なまじ、病院に行くと死なせてもらえない。・・・やっぱり、落ちないなあ!!

次回は、深沢七郎の映画にもなり、カンヌ映画祭でパルム・ドール最高賞を受賞した「楢山節考」という小説を取り上げよう。この小説は、単に、貧しいがゆえの悲しい小説ではない。死のうとする老婆の側に、家族に対する愛情と決意があり、家族にも深い愛情があるからこそ、長男が、母親の婆さんを背板に乗せ、泣きながら山へ捨てに行くのだ。 こんどは落ちたかな。

その3 おしまい

ナチュラルガットの寿命をのばす!! テニスガット用 潤滑剤 呉工業 ドライファストルブ

こんな風にガットがたわみませんか

(2022/8/18 追記)この潤滑剤ですが、寿命を延ばすということに焦点をあてて書いていますが、ボールを打った時に狙ったところへ飛ぶコントロールも良くなると思います。というのは、ボールを打った後に、写真のようにガットがたわんでいることがないでしょうか。もし、このようにたわんでしまうときは、ボールのコントロールが悪くなるように感じます。

つまり、潤滑剤を塗ることで一瞬ガットがたわむのですが、スピンが掛かってすぐに元に戻るようです。これがすぐに戻らないと、ボールが「どこへ飛ぶのやら、ボールに聞いて。」となるような気がします。

—————————-(ここから前に書いた記事です)—————————-

ナチュラルガットは、パワフルで弾きがよく、テンション維持性能が良いので基本的に切れるまで使える。おまけに、いちばん体への負担が少ないと、いいことずくめなのだが、値段が高くて切れやすいという最大の欠点がある。

このため主は、ナチュラルガットを切らずに、長く使える方法がないかと探してきた。ガットが切れる原因は、打球のたびに縦横のガットが摩擦で擦れ、その部分がやがて切断に至る。要するに、打ち方にもより、スピンをかけるようにこすり上げる撃ち方をして、テンションを上げ、ハードヒットするといちばん切れやすい。

GUTLIVEのHPから

これを緩和する製品がいろいろと市販されている。いちばん最後に写真をアップした。しかし、これらはテニス専用品なので、けっこう割高で、類似品を使っている人が口コミなどでおられることを知り、いまは下の汎用品にたどり着いた。汎用品であれば、もっと色々種類が売られている。別に主は、この会社の回し者ではないのだが、さしあたり、呉工業のフッ素樹脂配合のドライファストルブ(600円程度)という製品を使っている。

実際のラケット面への塗布方法だが、ラケット面の全体に向けて噴射すると、スプレーは、ほとんどがガットのない部分に噴射されてしまう。そこで、ガットの後ろに化粧品用のコットンパフを2枚重ねて、スプレーを受け止めるようにして、反対側から添付の細いストロー状のチューブを使って噴射している。 そうすると、余分な潤滑剤がコットンパフに吸い込まれ、再びこれをまんべんなくガットに塗ることが出来るので、無駄がない(と思われる)。

これを使ってまだ2週間ほどしか使っていないのだが、効果はかなり驚異的で、ナチュラルガットにほとんど劣化がない。ほぼ連日使っているのだが、張ったときの状態をキープしている!! この効用については、またレポートしたい。

こちらは、テニス用の市販品である。他にも色々売られている。下から、ガットライブ(3000円弱)。ストリンググライド(2000円弱)。プリンスのスピンプラス(3000円弱)である。(写真をクリックしてもらうと、よく分かると思います)値段も書いたとおり高いし、入っている容量も少ない。

主が実際に使ったのは、ガットライブなのだが、上部についているフッ素樹脂を塗る部分でガット表面を押さえると、液体がドバッと出て来て、液体の量をコントロールできず、すぐに使えなくなってしまった。 一方、ドライファストルブであれば、300ml入っていることもあり、結構な回数使える。

なお、プリンスのスピンプラスは、成分が水溶性シリコンと書かれており、シリコン製の汎用品も多数市販されている、こちらは、フッ素樹脂製よりも安く、約半分の値段で売られている。そのうち、こちらも試してみようと考えている。

ガットライブ
ストリンググライド
スピンプラス

もし、この記事が少しでも、テニスフリークのお役に立てれば嬉しい限りです。

——- 2021/7/8追記 ——-

フッ素樹脂を含んだ「ドライファストルブ」のあと、シリコン樹脂を使った同じく呉工業の「シリコンスプレー」を使ってみた。こちらはたっぷりと420ml入っていながら、約300円程度とさらに安い。

問題の使い勝手は、すこし、脂っぽい感じがするが、実用的に問題はない。

300円ほど

——- 2022/11/8追記 ——-

こちらの「シリコンスプレー」は、価格の点で安いのだが、「ドライファストルブ」に比べると、かなりべたつきがある。このため、ニューボールを使ってプレーすると、ボールが汚く汚れる場合がある。もし使うなら、十分に余分なべたつきを拭う必要がありそうだ。こうしてみると、「ドライファストルブ」の方が問題がないようである。

おしまい

医者たちの身勝手さ その2(まやかしの数字を使う)

今回のコロナ禍でも痛感するが、医療関係の表現は非常に紛らわしい。誤解を招くのが狙いとかしか思えない。例えば、・・・

報道では、たとえば「どこどこ(南アフリカ型)の変異ウイルスは、1.7倍の感染力がある」とかという表現がある。「2倍死ぬ」とかとの表現も一般になされる。このような表現をテレビなどで聞くと、「うわっ怖い!!」と素人が思うようにアナウンサーは喋っている。しかし、こうした表現には、非常なまやかしがある。つまり医療機関の発表する数字は、いつも変化率を言っており、母数を考慮から除外した表現である。

例えば、下の表は、新型コロナの今年3月23日現在の各国の感染者数と死者数である。これを見ると、何よりまず、日本が欧米と比べると何十分の1という、少ない数字でありながら、禄に金銭的な補償もしないまま、欧米と同じような制限を社会に加えているのには驚くが、それはここでは脇におく。

つまり、ここで言いたい何倍とかいう表現だが、表を見ると日本では100万人あたり感染者が3626.1人、死亡者が70.4人であるので、日本の人口を1億2千万人とすると、全体の感染者が、435,132人、死亡者が8,448人となる。 つまり、もし感染力が1.7倍になると、739,724人になるのだが、人口に対して0.36%の感染率だったものが、0.6%になるということだ。死亡率に至っては、0.007%が、仮に倍になったとしても0.014%になるという話だ。つまり、圧倒的にコロナにかかっていない人が大多数(99.5%)で、死ぬ人はさらに少ないと数字は語っている。 しかも、この死亡者数は、厚労省の通達が出ており、交通事故で死んだ人でも、がんで死んだ人でもPCR検査で陽性ならばコロナ死にカウントされ、相当水増しされている。 

おまけによく指摘されることだが、この感染者数は、PCR検査で、陽性になった者のことを指しており、健康で無症状の者が含まれている。しかし、この無症状者は、従来の概念では、治療の必要がないので感染者に含まれなかったものであり、除外するなら感染率はさらに下がる。

主が思うのは、このコロナの被害者の多くは既往症のある高齢者なので、この人達に重点をおいた対策をすべきだ。それも、隔離というようなQOLが下がる方法ではなく、屋外の公園を散歩するなど、免疫が上がるような配慮をすべきだ。そして、若者や健常者は通常通りの社会生活を認めるべきだ。そうでないなら、100%の生活保障を政府はまずするべきだ。

札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門のHPから引用
札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門のHPから引用

その2 おしまい その3へ続く

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