ストリンギング UKRSA – アラウンド・ザ・ワールド

ストリンギングの第2弾です。

ストリンギングは、縦ガットを張ったら、ラケットの上下が引っ張られて短く、太るように変形するのですが、これを横ガットを張ることで、元のストレスのかかっていない形に戻すプロセスということができます。 

ストリングパターンは、一番ポピュラーなのが16×19(縦16本、横19本)ですが、他にもいろいろとバリエーションがあります。 こうした横の数のが多いラケットの場合、縦より横のテンションを落として張る場合があります。これは、そうすることでラケットの変形を防げると考えるためですが、あまり気にせず、縦横同じテンションで張る場合もあります。

一方、横のガットの数が少ないラケットもあります。主が使っているラケットがそうなのですが、16×15というパターンです。このラケットを縦横、同じテンションで張ると、横の張力が不足し、太りがちになります。 このため、このようなSラケ(このようなパターンのラケットは、ウィルソンにしかなくSラケと呼んでいます。)の場合、横のテンションをかなり上げるのですが、張る順序を変え、縦を残した状態で、横を張り始めることで、縦横のテンション差を減らすことができます。

このテンション差については、縦横の本数以外に、ラケットの形状、丸形、卵型、長方形など、縦横のストリング長が影響するものと考えられます。楽器を考えれば分かりやすいですが、同じテンションでガットを張っても、その距離が長くなるにつれ弱くなるためです。

それでは、Sラケに向いた、UKRSA-ATWをご紹介します。この張り方は、YOUTUBEで多数動画をアップし、ブログでも詳しく説明されているTTOさんを大いに参考にさせていただいています。m(__)m なお、UKRSAの意味は、主もわかっていません。(^^);;

最初は、普通に張っていきます。

メインを最後の1本を残して張ります。ショートサイドは、スタクラで止めます。

ロングサイドも最後のメインを張らずに、クロスを上から2本目から順番に下に向かって張ります。

クロスを下に張る際に、メインガットより2lbs程度上げて張り始め(例えば、メインを50 lbs で張ったなら、クロスを52 lbs で張り始める。) クロスガットの3分の1を張ったところ(6本目)から、テンションを0.5 lbs ずつ下げて張ります。

クロスを下から3番目まで張ったら、最後のメインを張り、スタクラで止めます。

このあたりのテンションの調整は、試行錯誤されるのがよろしいかと思います。

次に、ショートサイドのスタクラを外し、残っている最後のメインを下に張ります。

ショートサイドの残っているメインを張った後、下から2番目、一番下のクロスを張り、タイオフします。

ロングサイドのスタクラを外し、一番上のクロスをはり、タイオフします。

おしまい

投稿者: brasileiro365

 ジジイ(時事)ネタも取り上げています。ここ数年、YOUTUBEをよく見るようになって、世の中の見方がすっかり変わってしまいました。   好きな音楽:完全にカナダ人クラシック・ピアニスト、グレン・グールドのおたくです。他はあまり聴かないのですが、クラシック全般とジャズ、ブラジル音楽を聴きます。  2002年から4年間ブラジルに住み、2013年から2年間パプア・ニューギニアに住んでいました。これがブログ名の由来です。  アイコンの写真は、パプア・ニューギニアにいた時、ゴロカという県都で行われた部族の踊りを意味する≪シンシン(Sing Sing)≫のショーで、マッドマン(Mad Man)のお面を被っているところです。  

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。