ナチュラルガットは高いと言われる。具体的にどんな値段なのかネットから張り付けてみた。ことに、今年の物価高の影響を受け、ナチュラルガットも1割程度、値段が上がったように感じる。
一般に使われているところは、こんな感じだと思う。多いのは、下の一番左と真ん中のバボラだろう。値段(性能)に2種類あり、左のTOUCH VSが高く、真ん中のTOUCH TONICが入門用と言われ、その分値段が一番安い。基本的に高いものは、ゲージが細く、かつ、ばらつきがないと言われている。
値段の高いTOUCH VSには、ゲージ125とゲージ130がある。値段の安いTOUCH TONICは、ゲージ135以下と、ゲージ135以上の2種類がある。TOUCH TONICは、DURABILITYと書かれていて、丈夫なのかなと思うが、実際にそれほどの差はない様に親爺には思える。
右のWILSONとその下の段のルキシロン(LUXILON)も良く使われるようだ。真ん中はプリンスである。一番右端の値段の安いのが、バボラのハイブリッド(TOUCH VSとRPM BLASTの組み合わせ)である。
こうしてみると、ハイブリッドが安いのがよくわかると思う。
ガットは縦ガットに使った素材が、フィーリングにもっとも影響を与えるという。そういうことならば、縦にナチュラル、横にポリエステルを張るのが、全部をナチュラルにするより飛びを押さえることが出来、よい打感が残るはずだ。 錦織圭やフェデラーがこの使い方をしていたと思う。 ジョコビッチは、縦にポリエステル、横にナチュラルを使っているはずだ。
ただ、最近はナチュラルを使わず、全部をポリにする選手が多い。しかし、プロ選手の場合、ポリの寿命はわずか数ゲームである。ニューボールになる度に新しいラケットに交換しているはずだ。ボールを潰して打つと言うし、その短い間は、打感が良いのだろう。
我がテニスクラブに、かなりベテランで上級レベルの女性がおり、彼女が言うには、ポリエステルのガットは、2週間過ぎると打感が落ち、やはり、張りあがり直後の打感がベストだと言う。この感覚は親爺も正しいと思う。
素人は、ガットが切れるまで使うのが一般的だが、ポリを切れるまで長く使うのは、ガットが反発力の無くなったセルロイドの紐のようになっているはずで、たいした弾力性を期待できないと思う。もし、切れるまで使うのなら、ナイロンの方が、テンション維持性能も高く、反発力も残っているように思う。
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ところで、最近売り出されたKPIというラケットショップが販売するナチュラルガットがある。こちらは長さがハーフサイズで2,000円なので、別に好きなポリガットなどと組み合わせてハイブリッドにするのが一般的だろうと思う。

あと、ガットを安く買う方法としては、メルカリもあるだろう。下が、実際にメルカリで「ナチュラルガット バボラ」というワードを使って検索したものだ。メルカリで、辛抱強くウォッチしていると、非常に相場より安い値段で売られることがままある。
こうしてみると、リアルの運動用具店より、通信販売が安く、さらにメルカリなどのサイトを利用すると、さらに安い場合があるというのがわかると思う。
もちろん、ここに書いたものは2022年12月の一例であり、ネットでは様々なポイントで安くなることも多いし、リアルの店舗がセールなどで安い場合もあるだろう。メルカリでは、送料がまれに受取人払いのこともあり、条件によりさまざまに変わってくる。この記事を100%真に受けるのではなく、各自で確認してくださいね。
