あらすじ
名脚本家として成功している海馬五郎は、ある日、元女優の妻・綾子の浮気をFacebookの投稿によって知ってしまう。コンテンポラリーダンサーである“ドクタースネーク”という男への恋心を綴ったその投稿を見て、わめき散らす海馬。あまりのショックに離婚を考える海馬であったが、財産分与で資産の半分を慰謝料で支払わなければならないことを知り大激怒。“不貞”の妻に慰謝料で支払わなければならない1000万円を、自分の“不貞”で使い切ることで復讐を決意した海馬。妻のFacebookの浮気投稿についた、108もの“いいね!” に湧き上がる猛烈な怒り。その数を目標に女を買いまくる、肉慾全開、前代未聞の復讐劇が幕を開ける――。( https://www.cinemacafe.net/movies/28796/ から)
https://rockinon.com/news/detail/189620 から
松尾スズキは、本も出している(下)。本の装丁で分かるように、この映画は妻や恋人と行ってはならない。全編、下ネタなのである。主は、けっこう下ネタが好きで、こういうバカバカしい話が、平和で大好きだ。ただ、きっとこの種の映画は、観客になる可能性のある半分の数を占める「女性」に見てもらう気はないのだろうとしか思えない。でも、男には、バカバカしくて「罪がなくて楽しい」映画だ。
主は、松尾スズキはNHKで放送された「木曜時代劇 ちかえもん」が、独特の存在感で気にいっていた。他と違って力が入っていなくて、ユルイ主人公なのだ。「ちかえもん」全体に、どこか浮世離れしたユルさが漂っていて、演劇風というか、舞台風というか、切迫感のないところに大きな魅力があった。
エンドロールで主題歌「夜のボート」が流れるのだが、雰囲気があって星野源を再発見した気分がして、とても良かった。
おしまい