1カ月ほど経ってしまったが、インド映画の《RRR》を観てきた。評判を聞いて口コミが良かったので行ったのだが、どんな映画なのか全く知らないで見た.。なにやらすごくヒットし、今でもロングラン興行を続けているらしい。
ほぼ上映時間が、3時間と長いのは間違いないが、筋が派手で、言ってみれば《勧善懲悪》ですっとするし、どんでん返しがいっぱいあり、観客を飽きさせない。なお、タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来するとのことだ。
あらすじと感想
舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か?使命か?
一応、筋としては1920年代のイギリスに支配されていたインドの独立運動で、インド人の主人公たちが暴虐非道な支配者であるイギリス人達をやっつけるというものだが、痛快劇で、全編ずっとクライマックスである。
何しろ主人公たちが、めちゃくちゃ強い。親爺は映画をたくさん見ているわけではないので、比喩が陳腐だが、ハリウッド映画のターミネーターや、香港映画のジャッキーチェン、変身はしないスパイダーマンが合わさったような強さである。
インド映画には、ラブシーンがないらしい。それで男女のロマンスを表現する場面になると、ナートゥダンスという男女の歌と踊りになるのがお定まりらしく、映画館の音響は迫力があって楽しい。場面は、英国軍との戦いと歌と踊りが続くので、いつも大音響が続きっぱなしである。
下がネットから取ってきた予告編である。