アマゾン凄すぎ!! ジェフ・ベゾス凄すぎ!!

主は、数年前からAMAZONが、便利で値段も安く、使い勝手も良いので、日本の小売業が、巨人を前にした小人のように駆逐されないかと心配している。AMAZONは、ありとあらゆる商品を扱いながら、その価格が安いだけではなく、ビデオプログラムや音楽の配信、電子書籍のKINDLEなども手掛けている。AMAZONは、アメリカの小売業に壊滅的な悪影響を与えているとトランプ大統領が噛みついているが、主はトランプ大統領を評価しているわけではないものの、この指摘は正しい。もっとも、AMAZONのCEOのジェフ・ベゾスは、トランプ大統領に批判的な記事を掲載するワシントン・ポスト紙も持っていて、このためにトランプが噛みついているとも言われている。

ところで、主はパソコンの組み立てが趣味で、さまざまなパソコンパーツをあちこちから買っている。昔は、秋葉原まで足を運んだものだが、今はネット通販で買うことがほとんどだ。この値段なのだが、ほとんどの商品で、AMAZONが最安なことが多い。こうしたパーツは、秋葉原に店を構える専門店のパソコンショップが得意なはずなのだが、値段では両者が拮抗しており、AMAZONがプライスリーダーで、パーツショップは追随しているように見える。実際のところ、その販売力にものを言わせ、AMAZONは、価格と品揃えでAMAZONが不利にならない「最恵国待遇(MFN)条項」を付けた契約を納入業者に求めてきたし、公正取引委員会が是正を求めたこともあるのだが、ずっと後手にまわっており、長い時間放置されてきた。

ドスパラ

主のパソコンの組み立てなのだが、昨年1月、秋葉原にリアルな店舗を構える”ドスパラ”というショップから、通販でマザーボードを買った。このマザーボードを使って新しいパソコンを組み立て、動き出したのだが、ネットに繋いだら、新しいBIOS(バイオス)というプログラムが出ていることを知り、こちらにバージョンアップした。そうしたところ、うんともすんとも、電源も入らなくなってしまった。そこで、ドスパラへ電話し、オペレータに事情を話したら、あっさりマザーボードを交換してもらえることになった。このとき、宅配業者が買い手である主のところまで動かなくなったマザーボードを取りに来てくれ、その時の対応に感心した。

アマゾン

似たようなことが、AMAZONでもあった。購入したのは、ソフトのWINDOWS10である。主は、値段が安い代わりにサポートを受けられないDSP版をいつも買うことにしている。ところが、この商品が届いた時に、間違えて注文したと思って、一度返品手続きをしたのだが、しばらく考えて間違っていなかったことに気づき、返品手続きの取り消しを行った。この一連の、届いた商品の返品と、返品の取り消しをネット上で行ったのだが、この画面上の操作が、実に行き届いており、この面倒でややこしい取引にもかかわらず、メールを書いたり、オペレーターと話しをすることもなく、スイスイできるのだ。

今回再び、同じような感覚を持ったことが起こった。

KINDLE

主は、グレングールドの女性関係にを書いた”the secret life of Glenn Gould”という本を読むのに、PC版 KINDLEを使っている、KINDLEは知らない英単語にカーソルを合わせると、日本語訳(プログレッシブ英和辞典)が表示されて、ユーザーは辞書を引く手間が省ける。ところが、最近のバージョンアップで、バグ(プログラムのミス)があり、日本語訳が表示されなくなってしまった。

主が、この現象をAMAZONのカスタマーサービスに問い合わせたところ、1回目は「バージョンアップでバグがあり、次回のバージョンアップまで待ってください」と返事があった。次回のバージョンアップは何時なのかと再度メールを送って照会したところ、「古いバージョンを送るので、次のバージョンアップまでこちらを使ってください。次回のバージョンアップは、1~2か月かかる見込みです」と返事があった。この間のメールのやり取りは、非常にレスポンスが良いのだ。メールを書いた翌日には、返事が返ってくる。その内容も、ユーザーの立場に立ったもので、木で鼻を括ったお役所仕事的なものではない。AMAZON恐るべし!

本の購入でもAMAZONには、凄いところがある。検索すると絶版になっている中古の本を買うことができる。主はグレングールド・オタクなのだが、没後36年も経っているので人気があるとはいえ、絶版になった書籍も多い。この中古本は、人気がある本を別にすると、大抵の本は人気がないので、送料だけで買えることが多い。設定されている送料と実際の送料には差があり、それが中古書店の儲けになるらしい。これをググって、通販のAMAZONでタダ同然で買えるということは、こんなに有難いことはない。

このように消費者志向を徹底的に極めているAMAZONだが、既存の小売店にとっては、脅威以外の何物でもないだろう。マーケットで高いシェアを誇るAMAZON抜きで、商売はできないだろう。だが、その取引を行うためには、最安の価格で、最高の品揃えで納入しなければならない。値引きをして売り上げを計ろうとすると「協力金」をAMAZONから求められるという報道もある。消費者には、便利でありがたい存在なのだが、競合する小売業者にとっては、販売利益を確保できないようにする、自分で自分の首を締めさせるような巨人だ。

おしまい

 

「夫のちんぽが入らない」こだま / 扶桑社

何で見つけたか忘れてしまったが、「夫のちんぽが入らない」という本があり、話題になっているということでネットで購入して読んでみた。もともと近所の書店で探したのだが見当たらず、パートと思しき女性店員にさすがこの書名を口に出して訊ねるのは、主といえど出来なかった。

表紙は次のようなもので、活字が薄く、「大きな声で言うのは世間様に申し訳ない」という感じを多少、出しているのかもしれない。だが、帯には映画と漫画にもなるとあった。

次が扶桑社のホームページからのコピーである。このコピーには「私小説である」と書かれているが、読んでみてけっこう普遍性があり、私小説を読んでいる矮小な感じはなかった。

“夫のちんぽが入らない”衝撃の私小説――彼女の生きてきたその道が物語になる。2014年5月に開催された「文学フリマ」では、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売。その中に収録され、大反響を呼んだのが主婦こだまの自伝『夫のちんぽが入らない』だ。同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。交際してから約20年、「入らない」女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモア溢れる筆致で綴った“愛と堕落”の半生。“衝撃の実話”が大幅加筆修正のうえ、完全版としてついに書籍化!

主は、この本を読みながら「そんな悩みがあるなら、医者に行って相談すればいいのに。じれったい!」と思っていた。しかし、著者のこだまさんは、「人間には他人から見ると不合理な悩みで、解決策を探そうとしないのは本人の怠慢に思えるかもしれないが、必ずしも合理的に行動できない不条理があることを描きたい」という趣旨のことを言われていた。

そう考えると、この本に書かれていることは、すべてが筋道立てて繋がっている。結構小さいことでも、本人には大きく、その小さな障害を乗り越えるのが困難な場合がある。若いと経験が少ないし、考え方も世間に毒されているかも知れない。年を取っていれば躓かないようなことに、若い人は色んなことに必要以上に躓いてしまいがちだ。それを自己責任と評論家のように言うのは、野次馬とかわらない。人間はそういう意味で壊れやすい。

なお、こだまさんは次作、「ここは、お終いの地」も出されている。こちらも、独特で面白い。ブログに感想を書かせていただいた。

おしまい

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