(2023/2/16 修正しました) 時事(ジジイ)ネタをあれこれ取り上げています。怒れるヘンコツ親爺です。
2年ほど前から、YOUTUBEをよく見るようになり、すっかり世の中を見る目が変わってしまいました。以前はニュース番組を見れば、社会を知ったつもりになっていました。
しかし、NHKも民放も、新聞も雑誌も、国民に現実を直視させない。自分にとって都合の良い事だけを報道している。平和ボケだ。《自由主義》《自由貿易》《自由競争》など、《自由》がつくものを金科玉条にしている。スポンサーや権力が好む角度から報道し、現実は報道しない。特にどんどん増えている貧困層の話題は報道しない。街頭の偏ったインタビューだけを流す。大切で報道しなければならないトピックがあるのに、報道しない。・・・と思うようになりました。
少し前の時期、マスコミは、「旧統一教会」問題を一斉に報道していました。これは衝撃的で、視聴者の関心が高いことに加え、スポンサーをはじめこの報道を表立って批判する勢力が存在しないからです。
ところが、国の借金や財政の問題であれば、財務省や政府が唱える主張に反する内容をマスコミが報道すると、つぎから情報提供されなくなることを意味し、そのようなことをしません。逆に、日銀に対してはあることないことで徹底的に批判し、《スケープゴート》にしています。例えば、為替レートは日銀の所管ではなく、そもそも財務省の所管事項ですが、昨今の円安の犯人は、日銀かのように報道されます。つまり、マスコミが財務省を批判すると情報を貰えなくなる恐れがあり、批判できないのですが、日銀はそのようなことがなく、批判しても黙っています。ですので、マスコミは日銀を叩くのです。景気が悪いのは、日銀のせいではなく政府のせいです。
また、司法については、マスコミの取材のあり方に大きな問題があります。日々起こる刑事事件は、犯人が逮捕された段階でマスコミが事件の概要を報道しますが、これは検察や警察のリークが報道ソースです。マスコミが独自に調査したものではありません。
つまり、逮捕情報のリーク自体が国家公務員法の守秘義務違反であり、裁判が始まっていない段階で被疑者を犯人扱いしています。報道するマスコミは、リークが守秘義務違反だと自覚し、共犯だと思いながら報道しています。つまり、検察、警察とマスコミは欧米とは全く違ってグルで、《推定無罪》の原則が無視されています。民主国家のやることではありません。このようにマスコミは、検察と警察の記事を記者クラブで貰う構図になっているので、御用報道しかできません。
3年も続いた新型コロナの対応ですが、日本政府は、日本の被害が世界でもっとも少ない方なのに非常に厳しい措置(2類にしている)を続けました。批判する学者や識者なども多かったのですが、マスコミは批判的な意見をスルー(無視)しています。反対意見も報道するのが、健全なマスコミの使命だと思います。しかし、そうはしませんでした。最近のテレビは、片一方の意見しか言わなくなっていると思います。
テレビが流す市民のインタビューは、新型コロナの始まった当初から、「コロナなんてへっちゃらです。」、「ぼくは、ワクチンは嫌いだから打ちません。」、「子供に悪影響があるから、マスクさせません。」とか言うようなネガティブな市民の声は、意図的にまったく流しませんでした。「新型コロナに気を付け、手洗いとマスクをしっかりします。」というマスコミが望むインタビューばかりを流し、新型コロナは怖いものだという意識を国民に植え付けてきました。
もちろん一部の感染症専門医がコロナ対策を牛耳ったということがありますが、マスコミには、こうした片一方の意見しか報道しないことで国民の不安を煽ることが、もっとも視聴率を稼げるという判断があったからだろうと思います。(おまけに、いつまでたっても決断できない無責任な政治家が、このコロナ問題を長引かせている。)このため、テレビは不安を煽る内容の報道をいつまでもやめないのです。
同様に、ウクライナ侵略に対する報道もそうです。もちろんプーチンが正しいと言うつもりは毛頭ないのですが、世界は欧米と日本・韓国の西側 vs ロシアだけではありません。中間的な対応を取っている国には、中国やインド、南米やアフリカ諸国なども多いはずです。日本の報道姿勢は、アメリカの民主党政権寄りの情報だけをソースにしています。
こうしたスタンスをとる日本のマスコミは、記者個人に主体性や独自性が欠け、政権(強者)に忖度している、あるいは、特定の思想へと国民を誘導する意図がある、既成概念である「グローバリズム、リベラルこそが善」という報道を続けているというように見えます。 マスコミの中には、様々な勉強をして、高い見識を持った人が必ずいるはずですが、社の慣例や方針に従った報道しかできず、自由な発言が出来ない空気が蔓延しているのだと思います。
NHK党の立花孝志氏が「テレビは核兵器に勝る武器! テレビは国民を洗脳する装置! 」と発言してテレビ朝日の報道ステーションをつまみ出されました。これは、うまく現実を要約していると思います。マスコミの中枢にいる人は良くわかっているはずです。
親爺の趣味は、クラシック音楽(ピアノのグレン・グールドおたく)、パソコンの組み立て、テニスなどです。2002年から4年間ブラジルに住んでいましたので、これがブログの名前の由来です。2013年から2年間、パプアニューギニアのポートモレスビーにも住んでいました。
クラシック音楽は、カナダのグレン・グールドというピアニストにはまっています。彼は、いわゆる正統派のピアニストではありません。これ以上ないほどの技量を持っていますが、作曲家の感覚で、伝統にとらわれずに曲に取り組み、常にこれまでにない演奏をします。それが物議を醸してきました。没後40年ですが、CDショップではグールドのCDやDVDなどが大量に販売されており、人気は健在です。書籍も大量に販売されていますので、ぜひ試してください。
リーマンショック後、サブプライムローンを抱えていなかった日本経済の立ち直りが欧米より遅いことに疑問を抱き、リフレ派経済学を勉強し始めました。異次元の量的緩和も不発に終わりましたが、YOUTUBEでMMT(現代貨幣理論)を知り、「赤字国債が借金ではなく、国民の資産」になるという考えへと変わりました。
パプアニューギニアではもっぱら、テニスをプレーし、グールドを聴き、ジャレド・ダイヤモンドを読み、危険な街でしたが、それなりに優雅な一日を過ごしていたと思います。(^^)
2022/08/16
(追記)八千草薫さんという女優さんが3年前に亡くなりました。追悼番組で、彼女が「ちょっとだけ無理をして生きたい」というような趣旨の発言をされているのを聞き、親爺も座右の銘にしてきました。そうしましたら、日ごろトラブルが頻発!、刺激が多いですが、《身から出た錆》にいつも悩まされ、日々、反省ばかりです。(苦笑)
細かい話ですみません。「昨年来から」と言うのは、いつごろのことですか?
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おそらく、2019年の末かと思います。カルロス・ゴーン氏が日本から逃げ出したころだと思います。
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嬉しいコメントありがとうございました。大いに力になります。私もグールドにハマって2,3年になりますが、あいかわらず今でも「他の演奏者と比べると表現の次元が違うよな」と思っています。CBC放送のDVDは、さまざまなプログラムを観ることができて楽しいですね。私も好きでよく観ます。映像で見ると印象が強いですね。
ブルノ・モンサンジョンのバッハ3枚組もお勧めです。(英語が聞き取れれば輸入盤で十分ですが、)日本語の字幕が出る日本版は値段が高いですが、グールドとモンサンジョンの対話の機微が分かりとても楽しいです。グールド晩年の録音ですので音もいいですし。
本の方は、グールド自身が書いた(発言した)ものを読んでいまが、グールドの言い回しは難解な面があり、少しずつ読んでいます。
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初めまして。ネットで Glenn Gould を検索していてこちらのブログを見付けまして、楽しく拝読させて頂いております。
私も毎日が Glenn Gould 漬けでして(笑)
部屋に居る時、ドライブの時もひたすら Glenn Gould のピアノを聴いています。
CBC放送のDVD10枚BOXも購入して観ています。
Glenn Gould に関する本もありますが、中々読める時間が無く、近々きちんと読んでみたいと思っております。
色々な情報有難うございます。助かります。
これからも参考にさせて頂きますので、宜しくお願いします。
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