ポートモレスビーテニス事情

ーーー2021/7/6 Rewrite ーーー

ポートモレスビーにはパブリックのテニスコートが2か所ある。他の場所、つまり高級ホテル、ペントハウスに併設されたプライベートコートがいくつかあるはずだ。パブリックの方の一つは、アビアット・クラブ(Aviat sports club)、もう一つはボロコ・テニスクラブ(Boroko Tennis Club)である。 

アビアット・クラブ は、2面のテニスコートのほかに、スカッシュコート、プール、ジム、レストラン、バー、スロットなどがあり、会員のすべてがテニスフリークという訳ではないので、テニスのレベルはまちまちである。

日本人のテニスフリークは3人おり、テニス愛好者の中でレベルは高い方である。また、日本人会員にもたまにテニスをするという人も多く、土曜日の午後に日本人テニス会が子供たちを交え盛況となる。このため、本格的なテニスをする際には、アメリカ人のトムを入れて、日本人3人と早朝にプレーしている。トムはアメリカ人で、テキサスでテニスを学び、今はポートモレスビーの エクソンモービル で働いているが、4人の中で一番テニスが上手である。 

余談だが、このエクソンモービルという会社は、世界でも最上位の利益率を誇る会社で、彼は飛行場近くのペントハウスに住み、お抱えドライバーに送迎してもらっている。待遇、めっちゃ良い!。ちなみに、彼が住むペントハウスには、テニスコートもある。

AVIATクラブの入り口
テニスコート2面?ある

一方の ボロコ・テニスクラブ (7面ほどある。)の会員にも最終的になった。また、こちらはテニスのみのクラブなので入会金は、 アビアット・クラブ に比べるとずいぶん安い。欧米人のメンバーは非常に少なく、フィリピン人が多い。

会員に韓国人のフランシスコという老人がおり、ダブルスで何度も対戦したが、異常とも言える敵意を感じた。あれは竹島問題が原因なのだろうか?少なくとも、日本人に対する敵愾心剥き出しだった! ところで、お前の名前はどうしてフランシスコなんじゃい!? このフランシスコ爺は、キリスト教の宣教師らしく、現地妻との間に生まれたトーマスという名前の小さな子供がいた。ボロボロの軽四輪のような車に、エアコンなどの機械類を修繕する道具を詰め込んでいた。きっと、いい人なんだろう。

自宅から離れているため、着くまでのラスカル(強盗団)の襲撃が怖いのだが、テニスフリークが集まっている感じはする。そのため、セキュリティ会社の車を従えて行くようにしていた。 いずれにせよ、途上国でよくあるテニスのコーチからプライベートレッスン受ける機会はPNGでは一般的ではないようだ。こちらでテニスをやっているのはみなアマチュアである。 中南米や東南アジアでプロコーチからレッスンを受け、グリップを昔のイースタンから今どきのウエスタングリップへ変える野望は消えてしまった。(涙);;

ボロコテニスクラブ こちら7面ほどある
ボロコテニスクラブの休憩所

ところで、このボロコテニスクラブは写真ではかなり傷んでいる。しかし、主が帰任した翌年(2015年)に開かれた「パシフィックゲームズ」(太平洋地域の国々が4年に一度、競技会を開いている)のテニス会場になり、改装されて綺麗になっている。

これをGOOGLE MAPで見つけた現在の様子が次である。ずいぶん立派になっています!

おしまい

生ピーナッツ

生ピーナツを買ってみた。ポートモレスビーでは道端で1~2キナ(40円~80円)でピーナツを売っている。ちょっと気になっていたので買ってみた。殻をむいたら、下のように白い豆が出てきた。生のピーナツってこんな色してるんだ!?

そのままで食べると結構クリーミーな感じ。でも、ネットで見ると炒めるのが一般的とある。マーガリン炒めで塩を振って食べると納得の味。工場製品とは違う天然の味がする。

生ピーナッツ(クラフトマーケット)ピーナッツ剥きました(クラフトマーケット)ポートモレスビーでは、他に蟹を縛って売るに来る者もよく見る。海に近いガソリンスタンドで給油をしていると大きい蟹を200円ほどで買ってくれとうるさい。スーパーマーケットの出口ではバナナを少年が売っている。たぶん店内で買うより安い気がするが、ついアクセルを踏んでしまうので値段を知らない。赤信号で止まる路上では新聞。会社のあるオフィス街ではちゃっちいおもちゃを売っている。ブラジルでは、貧乏な人の商売の代表は靴磨きだったが、こちらは大半がサンダルか裸足なので商売が成立しない。

 

クラフトマーケット

ポートモレスビーで毎月最終土曜日に行われるクラフトマーケットに行ってきました。1キナ(約50円)入場料を払って入るのですが、結構な人出で植物、民芸品、絵画など日本にお土産に持って帰りたい品をたくさん売っていました。絵画は、他のどこの国でも売っていないような原住民を描いたものが魅力的なのですが、3~400キナ(1万5千円~2万円ほど)と結構な値段です。写真は何故か日の丸姿のTシャツで絵画を売るおじさん。足元の絵は、ラバウル島のシンシン(マスクフェスティバル)が描かれています。

日の丸おじさん(クラフトマーケット)

装飾品(クラフトマーケット)木彫りの像(クラフトマーケット)

今日は、Tシャツと首飾りと腕輪を買いました。Tシャツに描かれているのは、原住民の顔のペインティングです。 Tシャツ・首飾り(クラフトマーケット)

Martha マルサさん

お手伝いのマルサさんは毎週木曜日にやってくる。午前中、洗濯、食器洗い、掃除をしてもらって1200円ほどを渡している。

マルサさんはお婆さんで携帯電話の待ち受け画面に孫の写真を使っている。この携帯から私の携帯に電話をかけることが出来なかったので、電話番号はわからない。この携帯は、使えるのだろうか。

これまでに2回来てもらったのだが、1回目は裸足でやってきた。2回目はサンダルを履いていた。1回目は、洗濯機の電気の入れ方がわからずに洗濯を出来なかった。2回目は、アイロンが出来なかった。電気のコードをうまく延長出来なかったようだ。

こちらでは使用人は一緒に雇用主が昼食を一緒に食べた後、帰るというのが風習らしく、こちらは単身赴任の身なので、インスタントラーメンとビスケットを料金に上乗せして渡している。一緒に昼飯を食べているという話を聞くが、本当にインスタントラーメンを食べているのだろうか、真偽は判らない。

PNG危険情報その2

つい2,3日前の話。

ポートモレスビーの中心地から少し外れた地域だが、路上にオイルをまき、立ち往生した車を20人ほどの賊が、手にブッシュナイフ(森の中の草木を刈るナイフなのでかなり刃渡りが長い。)を持ち強盗を働いたという事件があった。襲われた被害者は刃物で怪我を負わされた。前日には同じ手口でバスを襲ったという事だ。

最近、大きなニュースになったのは中国人のレストラン経営者、親戚の合計4人が刃物で刺殺されたばかり。全般に中国人に対する感情は悪く、PNG人には評判がよろしくない。こうした背景とPNGにも犯罪組織があるようで、中国マフィアも入っての殺人事件とみられている。

日本人が経営する会社でも従業員のPNGを解雇した後に、元従業員の手引きで仲間を引き連れて強盗に入られるという事は珍しくないようだ。ただ、こちらの方は命までは取られないようではあるが、犯人に縛られて翌朝まで誰かが発見してくれるまで我慢しなければならない。

ポートモレスビー職業訓練校文化祭

ポートモレスビーは首都である。21世紀の現代である。

だが、ご覧のとおり、石器時代そのままの文化!!に誇りを持ってこれを守ろうというのがこの国の方針である。(もちろん、それはとても大事なことですが、やはり大きな困難を伴った運命にあると思う。消費社会の影響力はやはり強い気がする。)

ほんの少し前には、女性のすべてが乳房を露わにしていたようだが今ではその割合はずいぶん減ったとのことである。(2013年6月。残念ながらその場に居合わせたのではありません。)

横断幕には、”Advocateing Unity in Diverse Cultures through Education”(教育を通じて多様な文化の統合を主張する。)と書かれている。

B11C6546(1) B11C6675(1)

パプアニューギニアに到着

5月末にパプアニューギニアの首都、ポートモレスビーに到着、2週間が経った。おいおい書いていきたいが、なにしろ危険である!「危ない。」というと、強盗やら窃盗が多いと思うのが普通だが、この国の首都はラスカルという名の少年グループがカージャックや強姦などを多発するため、街を歩くという事が出来ない。移動には車を使うことになる。また、ラスカルに限らず普通の人でも部外者に敵対することはよくあるようだ。

身近な人の被害を並べると、

自宅(外国人が住む家は、厳重な塀で囲われており、警備員が入口に常駐している。ゲートが二重になっていることも、一般的である。)に車に戻ろうとしたら、少年たちからなるラスカルがやってきてカージャックにあった。警備員が逃走する車に発砲した。(本当かな!?)ゴルフは、警備員を付けたうえでプレーするのだが、ゴルフ場の周囲はSettlementというスラムに囲まれており、ボーガンの様な手製の銃やブッシュナイフ(かなり刃渡りが長い。)を持った賊がでる。日の出後、日没後の時刻では車がスピードを緩める道路上(こちらの道路の交差点は、Round Aboutという名前の信号のない、ロータリーのようになっており、円周の部分を走る車が優先となる。)でラスカルが機会を窺っている。

これらの原因の一つはPNGは800あるという部族があり、彼らは同一部族でない限り、友好関係にないようだ。日本人のように「私は、日本人。」と思っていなく、「私は、○○部族」と思っているようだ。このため、いろいろな部族が集まる首都ポートモレスビーは、とりわけ緊張感が漂っている。

彼ら部族には部族特有の言葉があるのだが、近年、英語から作られたピジン語が共通語としてあり、ワントク(one talk)=仲間、以外には、害が及んでも平気である。逆に成功したワントクは、地方からこのワントクを頼って出てくる同一部族の便宜を図ったりする。このため公平な政治が行われるとは言い難い。

パプアニューギニアへ

人事異動があり、パプアニューギニアへ行くことになる。

googleで検索すると次のような写真が出てくる。

あまり嬉しくないが、仕方ない。

 

PNG